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子どもの自傷行為

子どもの自傷行為

おとなの自傷行為も克服できます

自傷行為と自殺行為は違う

自傷行為自殺行為と混同されがちですが、両者はまったく違うものです。

自殺行為は、「死にたい」という願望や絶望感が起こす行為です。

しかし、自傷行為は死ぬために起こす行為ではなく、自分で処理できないストレスを自分に向けて発散し、問題を「避ける」行為です。

ですから、自傷行為は自分のつらさや悲しみを他の人に分かってほしいということよりも、自分の体を傷つけることで、心の痛みを自分で解消しようとするものです。

さまざまな自傷行為

・リストカット(手首)やアームカット(腕)、レッグカット(足)のように、自分の体を刃物で切りつける。

・自分の体に熱湯をかけたり、ライターやロウソクの火を押しつける。

・壁や机などの固い物に自分の頭を強く打ち付ける。

・自分の体を殴(なぐ)る、かみつく。

・爪を立てる、自分の体をつねる、かきむしる。

・自分の髪の毛や眉毛、まつげを抜く(抜毛症)。

・爪がぼろぼろになるまで噛(か)む、爪をはがす、皮をむく。

・異常な量の食事(過食)、あるいは自分で嘔吐する極端なダイエット(拒食)。

・大量の薬物服用(オーバードーズ)。

・ストレスを感じるたびにピアスの穴を空けたり、タトゥー(刺青)を繰り返し入れる。

・洗剤や漂白剤など、飲んではいけない物だと分かっていても飲んでしまう。

・自ら首を絞めて呼吸困難を招く。

自傷行為をしてしまう原因

・まじめで責任感が強すぎる。そのため、物事が完璧に済まないと自分を責めて追い込んでしまう。

・自分の評価が下がるのが嫌で、生きている価値がないとまで思い込んでしまう。

・自分の感情をコントロールできず、自傷行為をすることで、気持ちを落ち着かせようとする。

・自分が嫌いで、消えてしましたいという気持ちがあり、自己否定・自己嫌悪の気持ちが自傷行為を繰り返させる。

・自分が苦しんでいることを誰かに分かってほしいという気持ちが奥底にある。

・体の痛みを感じているときには現実の心の苦痛を考えなくて済むため、今感じている心の苦痛から逃れるために自傷行為を行う。

・幼少時の親子の関わりが少なく、十分なコミュニケーションが取れないなどの影響から子ども自身が不満を抱え、親に気持ちを伝えるために自傷行為をすることがある。

子どもの自傷行為を克服するカウンセリング

自傷行為の治療は、まず病院を受診することをお勧めします。

通院と並行して、カウンセリングを受けることが望ましいでしょう。

カウンセリングでは、お子さんの状態をていねいにお聴きします。行為の頻度や、自傷の程度、その時のお子さんのようす、そして親御さんの対応、親御さんの気持ちなどをお聴きします。

自傷行為をするお子さんの心理には、「他者に迷惑をかけてはいけない」という気持ちが隠れており、思いやりや優しい気持ちを持っているがために、ストレスを抱えると、他者へ助けを求めるのではなく、自分自身へぶつけてしまうのです。

お子さんの自傷行為を見た親御さんはビックリしてうろたえてしまうかもしれませんが、傷を見ていちばん落ち込むのはお子さんご自身です。親御さんはお子さんの前ではあわてず、騒がず、その分カウンセラーにその思いのたけを吐き出してください。

自傷行為は「避けたいものだが、必要なもの」になっていくことが多く、ストレスが自傷行為をすることで唯一救われるというパターンになることが多いのです。

そのため、「自傷行為以外にも救われる方法がある」という状況に変えていけるようカウンセリングを進めていきます。

 

 

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